自動車保険は会社によって値段が違うのはなぜ?

保険会社によって、リスクの考え方が違うからです。

走行距離を「交通事故が起こる最大のリスク」と捉えている保険会社は、走行距離が多い契約者ほど高額にしますし、逆に走行距離をリスクとしてあまり考えてない保険会社はどれだけ走っても同じ値段、というわけです。

「保険料」はリスクに応じて決まっている

自動車保険に限らず、保険料は保険会社が私たち契約者に支払うリスクを元に計算します。

ですので、条件が同じでも保険会社が定めるリスク条件の違い(比重)で金額が変わります。リスクが低いと判断されれば安い保険料になりますし、逆にリスクが高いと判断されると保険料が高くなります。

保険会社が主にチェックするのは「等級」「私用・社用などの使用目的」「年間走行距離」「車種」で、それぞれ異なると保険料が違うのは当然なのですが、そういった理由があるため全く同じ条件でも会社によって保険料が違うのです。

(ちなみに、等級割引に関しては全社統一です。)

そのため、1つの保険会社で見積りしても、さらに安い(高い)保険会社が存在することがほとんどです。

自動車保険の加入を考えているときや勤務先が変わった、自動車を新しく買い替える、といった場合は複数の保険会社に一括見積りをして最も安い保険料ところに加入するのがよいでしょう。

車両保険などの特約を付けると保険料が高くなるのも同じ理由です。

私も毎年一括見積を行って保険会社を決めています。条件が同じなのに全く保険料が違うので、毎回おもしろいです。

車に乗らなければ事故に遭うこともないので、使用目的が私用(レジャー)で年間走行距離が少ない契約が安い保険料になります。これらを偽って契約してはいけませんが、そういった項目を適当に入力して契約している人も多いので、注意しましょう。

最初から付いてくる補償やサービスの質は違う

とはいっても、他では特約になっているサービスがある会社では標準で付いてくるとか、問い合わせた際のオペレーターの対応が丁寧といった違いは多少あります。

迷った場合・全く保険のことがわからない場合は、一括見積りをしてからテレビCMでよく見る保険会社(「ソニー損保」「イーデザイン損保」「SBI損保」「三井ダイレクト」「チューリッヒ」)の中から一番保険料が安い会社を選ぶというのも手です。

ただ、知らないけど自分にとっては魅力的なサービスがあるかもしれないので、よく調べて値段とサービスの折り合いを付けてから契約するのが一番です。

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