『人身傷害補償保険』 ー 足りない損害分を補償するスゴイ保険

一方的に追突・信号無視をして事故を起こした場合、自分の過失が100%となることが多いです。その場合、相手方の自賠責や任意保険から保険金を請求できません。

そういった過失割合にかかわらず補償してくれる保険が「人身傷害補償保険」です。

  • 病院の治療費
  • 休業補償
  • 慰謝料
  • 逸失利益
  • 精神的損害
  • 葬儀費

などの損害を、契約している保険金額を限度に補償してくれます。

車に乗ってなくても補償される

この保険を付けると保険料はそれなりに上がるのですが、私は付けておいた方がいい保険だと思います。特に子供がいる家庭ではオススメです。

なぜなら人身傷害補償保険は、契約者とその家族が歩行中や他の車に乗っていて事故に合った場合でも補償されるものが一般的だからです。

ここでいう家族とは、

  • 記名被保険者の配偶者
  • 記名被保険者または配偶者の同居の子供、親族
  • 記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子

のことです。等級は子供の場合でも別居していると引き継げませんが、人身傷害補償保険に関しては別居している子供でも有効です。

実家を離れて都会の大学に行った子供にも有効ということですね。親からしたら安心できる保険です。

ただし、保険会社によっては以上の条件とは違う場合があるので、きちんと確かめておきましょう。

使い方によっては保険料の節約も可能

この保険には上に書いた、手厚い補償の「車内・車外両方補償タイプ」と車に乗っているとき以外は補償が効かない「車内のみ補償タイプ」の2つが用意されていることが多いです。

一家に複数の車がある場合は、1台だけ車内・車外両方の補償が効く保険を付けておいて、残りの車には車内のみ補償するものを選んでおけば、保険料の総額を節約できます。

以下の表のように、契約車に乗っていれば家族以外でも補償されることが多いです。

契約の車に搭乗中の事故 契約者以外の車に搭乗中の事故 歩行中・自転車搭乗中の自動車との事故
車内・車外ともに補償 ○(家族以外も全員補償)
車内のみ補償 ○(家族以外も全員補償) × ×

いざ使うときにもしっかり調べましょう

この補償はかなり安心できるんですが、1つだけ気を付けておくべきことがあります。この保険から支払われる保険料は「任意保険会社の基準」となっています。

その基準は公開されてないのですが、そのせいで「いくら貰えるのが普通なのか」がわかりづらくなっています。

保険の補償額は「自賠責基準」「任意保険会社基準」「弁護士基準」の3つの中から決められ、順番に金額が高くなります。しかし、中には一番補償額が低い自賠責基準で金額を提示してくる保険会社もあります。

十分な補償を受けるために任意保険に加入したにも関わらず、少ない保険金しか貰えなかった…ということがないように、提示された金額は妥当かキチンと調べましょう。

弁護士特約を使って弁護士から情報を収集することも考えたほうがいいでしょう。

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