「車両料率クラス」とは?車の種類と保険料の関係

自動車保険料を決める要素の1つとして、「車両料率クラス」というものがあります。

補償内容や等級だけでなく、どんな車に乗っていて、型式はなにか?によっても保険料が変わるのです。

例えば、コンパクトカーのようにアクセルをグッと踏んでも時速100数キロしかでないものと、スポーツカーのように300キロ出る車では危険度が違うため、スポーツカーの方が保険料が高くなります。

それらを型式でランク付けしたものが車両料率クラスです。

車両料率クラスの決め方

車は「メーカー」→「車種」→「型式」の順番に特定されます。

私の車で言うと、メーカーはニッサン、車種はキューブ、型式はYZ11となっています。車のタイプや年式で型式は異なります。

見積もりサイトで調べてみると、その他にもたくさん型式がありました。

CUBEの型式

自動車保険では、この型式別で保険料が決められます。とても細かく分けられるんですね。

車両料率クラスは4つの項目で影響します。

【車両料率クラスに影響するもの】

  • 対人賠償保険
  • 対物賠償保険
  • 傷害保険(搭乗者傷害・人身傷害補償)
  • 車両保険

ランクは1〜9まであり、1が最も保険料が安く、9が高くなります。

このクラスは、機構が定めているものなので、全ての保険会社で統一されています。「スポーツカーならこの保険会社が安い」ということはありません。

ずっと車両料率クラスは変わらない?

車両料率クラスですが、面白いことに毎年変わります。

型式ごとに事故率・盗難率が出され、多いものは料率クラスがアップします。料率クラスがアップするということは保険料が上がるということです。逆に料率クラスが小さければ保険料が安くなります。

こればっかりは自分ではどうしようもないので、保険料を安くしたいなら料率クラスが小さい車を選ぶのがいいでしょう。

来年度には上がってしまうかもしれませんが…。

車両料率クラスは保険証券に書いてある

料率クラスは保険証券でも見れますし、インターネットを探せば料率クラスが乗っているところもあります。

試しに私の現在契約しているイーデザイン損保の保険証券でキューブ(YZ11)の車両料率クラスを見てみました。

車両4 対人5 対物4 傷害6

2015/07/03現在

対人と傷害のクラスが高いですね。

結構事故が多い車なのでしょうか。

保険料の差はどれくらい?

一般的に、車両料率クラスが1違うだけで1.2〜1.3倍違うそうです。クラス1と9ではなんと4倍も違います。

目安として、傷害の料率クラスを見ても、ニッサンのサファリ(WYY60)は1、トヨタ・カローラ、スプリンター(AE95)は9です。

これは、サファリが1万円の保険料だったとしたらカローラは4万円かかるということです。とても大きい差になります。

欲しい車のクラスが高いからといって、違う車を選ぶケースはあまりないと思いますが、気になるのであればディーラーに聞いてみるのもいいでしょう。

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