交通事故の加害者になってしまった場合、謝らなかったら過失割合が少なくなる?

交通事故の加害者で絶対に謝らない人がいます。「謝ったら過失割合が多くなって不利だ」と考えているようですが、少なくとも日本においては関係ありません。

外国では「謝罪=全面的にこちらが悪い」と認めることになる国があるのかもしれませんが、日本の交通事故に関しては、謝ったからといって過失割合が変わることはありません。

むしろ、こちらが明らかに悪いのに謝らないのは誠意がありません。保険会社を通すとはいえ、示談交渉があるわけですから、しっかり誠意を持って謝罪しましょう。

ただし、お金の話は禁物

謝罪は問題ないのですが、そのときにお金の話をしてはいけません。

申し訳ないと思って「こちらが全面的に悪いので、お金はすべて負担します」などといってしまうと、後々もめてしまいます。

過失が100%こちらにある場合を除き、お金に関しては保険会社が代行してくれます。

また、たまにニュースになりますが、わざと車を当ててきて、保険金をだまし取ろうとする悪い人もいます。

そういう人は保険会社を通さず、しきりに直接示談交渉をさせようとしてきます。

「お金は全て負担します」と一筆書くよう求めてくるケースもあるようです。そういう時は絶対に「保険会社を通して対応させていただきます。」と伝えて、認めないようにしましょう。

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