交通事故を保険会社に報告して保険金を請求するまでの手順

交通事故に遭った場合、負傷者がいる場合は救護しましょう。救急車が必要な場合は119を行い、警察に連絡します。そこまでは誰でもイメージできると思いますが、保険会社への報告も忘れずに行いましょう。

保険会社への連絡期限は60日以内

自動車保険を使う場合、事故から60日以内に保険会社に連絡しないと補償が受けられない決まりがあります。

補償が必要なのに2ヶ月も連絡しないことはあまりないと思いますが、保険金をもらうためには期限があるので注意しましょう。

保険会社の連絡先は保険証券に書いてありますが、手元にない場合はインターネットにも書いてあります。

保険会社に連絡するときに必要なこと

保険会社へ報告する際には以下の情報が必要です。

  • 契約内容:保険証券番号、契約者氏名、住所、電話番号
  • 事故内容:発生日時、場所、原因、その時の状況
  • 損害内容:契約者と他車の損害レベル
  • 事故後の状況:お見舞いの有無、相手とどんな交渉をしているか

任意保険を使わない場合や任意保険に加入していない場合、保険会社への報告は不要ですが、保険を使う場合は必ず連絡しなければいけません。

事故に遭ったらその日のうちに連絡しないといけないと思っている人がいますが、事故現場から連絡してもすぐに担当者がくることはありませんので、事故後数日以内に連絡すれば大丈夫です。

ただし、ガス欠、パンクなどのトラブルのときに保険会社が対応してくれる「ロードサービス」を使う場合はその場での連絡が必要なので、いつでも連絡できるように保険会社の連絡先を控えておきましょう。

保険金をもらうときに必要な書類

保険金を請求するときは、以下の証明書や報告書が必要です。

  • 保険金請求書:保険会社から取り寄せる
  • 交通事故証明書:警察が行った事故の記録
  • 事故発生状況報告書:事故に関してまとめた報告書
  • 印鑑証明書:保険金額が一定額を超える場合に必要

事故を保険会社に報告したときに保険金請求書が必要な場合、保険会社から保険金請求書が送られてきます。

交通事故証明書とは、事故が発生したときに警察に事故の届け出をして、事実を確認してもらったことを証明する書類です。保険会社が代行して取付け(入手)してくれることが多いですが、事故の当事者が発行することもできます。

各地の自動車安全運転センター、警察署、交番に備え付けの申請用紙で申請・発行できます。条件がありますが、インターネットからも申請が可能です。

事故を警察に届けてから2週間~1ヶ月程度で申請できるようになります。

この証明書は、事故発生当時に警察に連絡してないと事故が登録されていないので受け取れません。これがなくても保険金の請求ができることがありますが、その場合は保険会社に対して事故の届け出をしなかった理由や第三者の目撃情報が必要になって面倒です。

必ず事故発生直後に警察に報告しましょう。

事故発生状況報告書は、事故の当事者が事故の発生状況を説明するために作成する書類です。交通事故証明書があれば必要ない場合がありますし、保険金請求書の中にこの報告書用紙が含まれていることも多いです。

保険会社の示談成立を待つ

必要な書類を提出したら、相手方の保険会社と示談を行います。その際に双方の治療内容や自動車の修理見積り書など、数種類の書類を保険会社が手に入れてくれます。

そこから現在加入している保険の補償内容に応じて保険金が出ます。

最近の保険会社は示談交渉を代行してくれるので、保険会社に任せておけばいいのですが、自分が加害者側の場合は被害者に対する謝罪や見舞いなど、人としてやらなければならないことはしっかり誠意を見せましょう。

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