タイヤも車の一部なので、パンクしたら車両保険を使うことができそうですが、実は補償されない(使えない)場合が多いのです。
タイヤは車本体と違い、実際に地面と接触しているから消耗しやすいし、釘が刺さってパンクなどは十分にありえます。悪意のある人が刃物でパンクさせるなんてこともあり得ます。
ですが、車とタイヤが交通事故で同時に損害を受ける場合はともかくとして、タイヤ単体では補償されない場合がほとんどです。
タイヤ単体で補償されないのは「消耗品」だから
補償されない理由としては、「車部品のなかで一番消耗しやすいから」という理由だそうです。
なんだか理不尽な話ですね。
一般車両保険に加入している場合だと、車本体を故意に傷つけられたり、当て逃げされたりしても補償されるのですが、タイヤに関しては補償されないのです。
もしタイヤ1本だけがパンクしたのであれば、保険を使って等級が下がる方が損する場合が多いので使わない方がいいですが、高級なタイヤが4本すべてがパンクしても補償されません。
消耗品なだけあって、思わぬ事故の原因になるのがタイヤであることも十分に考えられるので、保険で補償されるべきなのですけどね…
車本体にも損害、盗難・火災の場合はタイヤ単体の損害でも補償される
釘が刺さった場合のパンクや、何者かによってタイヤが損害を受けた場合は車両保険で補償されないのですが、補償が効くパターンがあります。
1つは車本体にも損害がある場合です。タイヤと同時に車本体にもキズや損害がある場合は補償されます。
2つ目は火災・盗難です。火事でタイヤが焼けた場合や、タイヤが盗まれた場合。
その2つ以外は原則としてタイヤは補償されません。保険会社の約款にも以下のようにしっかりと説明されています。
第4条(保険金をお支払いしない場合)
タイヤ(チューブを含みます。)に生じた損害。ただし、被保険自動車の他の部分と同時に 損害を被った場合または火災もしくは盗難によって損害が生じた場合を除きます。
火災もしくは盗難によって損害が生じた場合を「除き」とあるように、火事・盗難による被害は補償されるようです(他の保険会社の約款も見ましたが同じでした)。
高いタイヤやホイールに変えていた場合は被害額は大きくなりますが、タイヤ交換したことを保険会社に伝えてないと、付属タイヤ分の保障額しか出ないことがあります。
それを防ぐためにも、購入したタイヤやホイールの領収書やレシートは保管しておきましょう。
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