車にキズが付いたら車両保険を使って直せるの?

車両保険の種類とキズが付いた状況によります。

車両保険には「一般車両保険」「車対車+A(エコノミー)」「車対車」の3つがありますが、一般車両保険であれば可能です。ただし、一部の天災(地震・噴火・津波)などの場合は補償されません。

車対車+Aの場合は、自分のハンドル操作の間違いでの事故である「自損事故」や、「自転車との衝突」「あて逃げ」「転覆・墜落」などで付いたキズの場合は補償されません。

車対車に至っては、他人の自動車との衝突や接触の場合を除いて補償されません。

キズに対する車両保険の補償範囲

一般 車対車+A 車対車
他人の自動車との衝突
火災・爆発 ×
盗難 ×
台風・洪水・高潮 ×
落書き・いたずら ×
モノの落下 ×
自転車との衝突・接触 × ×
自損事故 × ×
あて逃げ × ×
転覆・墜落 × ×
地震・噴火・津波 × × ×

参考:何がおすすめ?車両保険 | 安心の補償内容 | そんぽ24自動車保険

キズを直すと等級が落ちるのでよく考えること

車両保険を使って車のキズを直すと、翌年度の等級が1ランクまたは3ランク落ちます。

1ランクダウンする事故を「1等級ダウン事故」といい、「車が盗難に遭う」「天災に遭う」「車の落書き」「小石がフロントガラスに当たってヒビが入る」などの事故の場合に適用されます。

3ランクダウンする事故を「3等級ダウン事故」といい、「当て逃げ」「自損事故」などがそれにあたります。

保険を使った場合、元の等級に戻るまで、1ランクダウンした場合は1年、3ランクダウンした場合は3年かかります。その間保険料は割増になってしまうので、翌年度以降の保険料と修理代金を比較して、お得な方を選びましょう。

小さなキズであれば、コンパウンドを使って自分で修理できるかもしれませんし、ほとんどお金がかかりません。車両保険を付帯した自動車保険であっても、安易に保険を使うことは避けましょう。

【参考】事故を起こした場合に等級が下がって自動車保険料が上がる場合の事例

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