任意保険料を決める大きな要素5つ

任意保険を決めるときは保険料が年額でいくらかかるかを重視する人が多いと思います。

自動車保険には生命保険のように積み立てかけ捨てを選択できず、かけ捨てとなっているためです。

保険の支払い方法が限られているのは悪いことばかりではなく、条件によって保険料が統一されているため、各社で比較しやすい面もあります。

それでは、保険料を大きく決める要素は何なのかを見て行きましょう。

保険料を決める大きな要素

保険料を決める主な要素は以下になります。

  • 補償内容
  • 等級(事故の有無)
  • 車(年式・型式)
  • 年齢条件
  • 使用目的

補償内容

補償内容とは、どういうときに保険金を受け取れるかを決める大事な要素ですね。

対人・対物補償をはじめ、人身傷害補償保険の保険金額を上げたり、車両保険などの特約を付けていくと保険料が上がります。

簡単に保険料を安くするには車両保険を外すのが一番なのですが、新車には付けたほうが安心できます。

なぜなら、車両保険から出る保険金は車の市場価格が上限なので、新しい車なら保険金が比較的多く出るからです。

私は新車を購入して5年経ってから外しました。通勤にも使っていて結構キズが付いていたので、高い保険料を払ってまで加入する意味がないと感じたからです。

しかし、外した場合は車の修理代が出ないので、車への愛情に応じて決めるとよいでしょう。

【参考】自動車保険の基礎知識。用語と保険の知識を身につけよう

等級(事故の有無)

自動車保険はメリット・デメリット料率という方式をとっていて無事故であればあるほど更新時の保険料が安くなります。

その割引率を表すのが「等級」です。等級は6等級から始まって無事故が続くと1ランクずつアップしていき、契約金額が安くなっていくものです。

逆に事故に遭って保険を使うと、1ランクまたは3ランクダウンとなり、翌年の保険金額が上がります。

最高20等級になると、最初の6等級に比べて40%以上保険料が変わるほどなので、安全運転で無事故を守るのが一番の節約だとわかります。

車を買いたての頃、自損事故で車を破損させてしまい、車両保険を使いました。翌年から等級が下がって保険料が高くなったのですが、想像以上の値上がりにビックリしました。気をつけましょう。

車(年式・型式)

車の種類によっても保険料は変わります。例えば時速300kmまで出せるスポーツカーとコンパクトカーだったら、明らかにスポーツカーの方が危険です。このように、車の型式によるリスクの高さで保険料が変わるのです。

対物、対人、傷害、車両の保険ごとに型式別に「車両料率クラス」というものが付けられており、クラスが高いほど保険料が高くなります。

クラスが1番低いものと高いものを比較すると、4倍も保険料に差があります。

このクラスは保険証券に書かれているので、一度確認してみると面白いですよ。(毎年変わります)

年齢条件

年齢条件は、多くの保険会社が「限定なし」「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」の条件を用意しています。

統計データでは若い人ほど事故を起こしやすいことがわかっているので、限定なしを選ぶと保険料が高額になります。

30歳以上と比べると、年齢条件を変えるだけでも3倍近く保険料が変わります。

かと言って、年齢条件範囲外の人が運転をして事故を起こしても保険金は一切でないので、契約するときにウソを付いてはいけません。

一括で保険料を支払うのが難しい場合は、月額払いが可能な保険会社もありますので、活用しましょう。

使用目的

日常・レジャー 買い物や旅行で使用
通勤・通学 通勤・通学で利用
業務 外回りの営業や運搬など、業務中に使用

使用目的は主に上の3つに分かれています。

保険料は「業務」>「通勤・通学」>「日常・レジャー」で高くなっています。車に乗る時間が長いと、交通事故のリスクが高くなるので保険料も高くなります。

基準としては、週5日以上または月15日以上を業務に使う場合は「業務」、週5日以上または月15日以上を通勤や通学に使うなら「通勤・通学」になります。

使用目的ですが、保険料を安くするために日常・レジャーを選択すると、事故の際に補償を受けられない可能性が高いです。保険加入時に申告するときは要注意です。

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