自動車保険の一括見積もりは一度に安い保険料がわかるので便利です。
保険料が高いと悩んでいた友人がいたので一括見積もりを勧めると、「資料がたくさん家に届きそうだからやろうか迷っている」と言うのを聞き、そういう悩みがあって使わない人もいるのだと妙に納得しました。
確かに一括見積もりをすることで家に保険料が書いたハガキが数通届く場合があります。しかし他の保険はわかりませんが、自動車保険に限っては資料が家に大量に届く経験をしたことはありません。
保険料がなぜ安いか考えると分かる
そもそも、最近人気のネットで契約が完結するダイレクト型(通販型)の自動車保険がなぜ値段が安いかというと、代理店や運営にかかる固定費や人件費を企業努力で減らしているからです。
ダイレクト型の自動車保険は、契約後も約款や保険証券が家に届かず、ネットで見られるようになっています。
「保険証券を家に届けない場合は500円の割引を行う」という保険会社もあるくらい、紙に印刷して郵便で家に届ける工程はお金がかかるのです。
また、ダイレクト型は代理店としての拠点がかなり少なく、サービスの質がいいと言われているイーデザイン損保でさえ、3ヶ所しかセンターと呼ばれる拠点を持っていません(東京に2ヶ所、大阪に1ヶ所)。
そう考えると、保険会社が紙に印刷して作る資料を用意しておき、見積もりを行った方に向けて送付するやり方だと、資料を在庫として抱えておく必要も出てきます。
物理的な「モノ」を置く必要が出てくるため、費用となるのです。
一括見積もりサービスの中でも特にたくさんの人が利用している「インズウェブ」と「保険スクエアbang!」の利用者数を合わせると1100万人にものぼります。
その人たちを対象に、1つの見積もりにつき1冊の資料を送付すると、多額の費用がかかることがわかります。
このことから、コスト削減のためにインターネットで完結する仕組みを取っている自動車保険の一括見積もりに関しては、大量の資料は届かないことがわかります。
実際に家に届いたのはこれだけ
保険の満期日が近かったので、先日一括見積もりを行いました。
見積もり対象になった保険会社は以下の5社です。
- ソニー損保
- アメリカンホームダイレクト
- SBI損保
- 三井ダイレクト損保
- チューリッヒ
そのうち、「SBI損保」と「三井ダイレクト損保」の2社からハガキが届きました。
ハガキの内容は「見積もりを行った際の保険内容」と「インターネットで契約するためのIDとパスワード」になっています。
この内容は一括見積もりを行ったときのメールにも記載されているので、わざわざハガキで貰う必要はないと個人的に思いますが、普通のハガキなので、処理が面倒といったこともありません。
ですので、家に資料が届くという面に関しては、気にする必要はないでしょう。
メルマガ登録や資料請求にチェックを付けた場合は資料が届く
一括見積もりを行うと、最後の方にメルマガ登録や生命保険の資料請求を行える欄があります。
こちらにチェックを入れると、当然ですが、チェックを入れたメルマガが配信されますし、自宅に資料が届きます。
逆を言うと、不要であればチェックを外すと届きません。
もし間違えてメルマガ登録をしてしまったとしても、メールの最後から配信停止を行うことも可能です。
また、プライバシーに関しても、一括見積もりサービスを行っている会社や保険会社は、しっかりした企業が運営していますので、個人情報の取り扱いにも慎重です。
メールアドレスや見積もりの際に入力した個人情報の流出も心配はありません。
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