各自動車保険会社が提供しているロードサービスの中でも、最も提供数が多いのが「レッカーサービス」です。
交通事故や車の故障で動かなくなったときにレッカー車が自動車を運んでくれるサービスですが、保険会社の指定工場までであればどれだけ遠くても無制限で運んでくれるのが特徴です。
契約者の指定場所まで運ぶように依頼してもかなり遠くまで運んでくれるので、任意保険に入っていれば基本的にレッカー車にお金をかけずに車を運ぶことができそうです。
保険会社別の無料レッカー距離
保険会社 | 指定工場まで | 契約者指定 |
---|---|---|
アメリカンホーム | 無制限 | 50km |
アクサダイレクト | 無制限 | 35km |
チューリッヒ | 無制限 | 100km |
ソニー損保 | 無制限 | 50km |
三井ダイレクト損保 | 無制限 |
30km(2015年10月1日以降の契約は50km) JAF会員は+15km |
イーデザイン損保 | 無制限 | 60km |
SBI損保 | 無制限 | 50km |
そんぽ24 | 無制限 | 100km |
セコム損保 | 無制限 | 50km(JAF会員65km) |
おとなの自動車 | 無制限 | 300km |
JAFは無料レッカー移動が15kmにも関わらず、自動車保険会社のロードサービスを使ったレッカー移動は最低でも30kmとなっています。また、JAF会員の場合はさらに移動距離が増える保険会社もありますので、有効に使えそうです。
また、距離に制限があるのはこちらが指定した場所までの移動であって、保険会社が拠点としている最寄りの指定修理工場までであれば無制限で運んでくれるのが特徴です。
おとなの自動車保険に関しては、300km相当が無料なので旅行中でも安心できますが、ロードサービス自体が特約となっています。
レッカー移動が使えるのは自力走行ができなくなった場合
このサービスが使えるのは、車が自力走行できなくなったときだけです。たとえば、事故によって車に損害を受けて走行できない、夜間にヘッドランプが点灯しない、雨の日にワイパーが動かないといった場合です。
それ以外のときにレッカー移動を依頼しても、引き受けてもらえなかったり、費用を請求される可能性があります。
レッカー移動はよく使うので内容を把握しておく
レッカー移動は事故の際にはよく利用するものの1つですが、保険会社によって移動距離に違いがあるので、自分の契約している保険会社はどれくらいの距離であれば無料なのかを把握しておきましょう。
このサービスを使うときの注意点としては、自力走行ができなくなった現場から搬送する1回目のみが無料というところです。一度自宅などの目的地まで運んでもらってから、修理工場などの違う場所に運んでもらう場合は有料になります。
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