自動車保険を選ぶ時は「安さ」で選んでいる方は多いでしょう。若い人は年齢条件だけでかなり保険料が高くつくので、支払いが大変です。
特約を最小限に抑えたり、人身傷害補償保険の補償額を減らしてみたりと、いろいろ試行錯誤している方もいます。
しかし、根本的に保険料を安くする方法は1つしかないのです。
保険料を安くするなら無事故を続けることしかない
それは、無事故を続けること。
「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、これが一番重要です。特に、自動車保険は「何も起こらないこと」で負担が大きく軽減される保険です。
任意保険は自賠責と違って「メリット・デメリット料率」方式のため、無事故を毎年続ける優良ドライバーは毎年保険料が安くなる「ノンフリート等級」制度をとっているからです。
等級は1〜20等級ありますが、自動車保険に新規加入した場合は6等級から始まります。
1年間無事故であれば等級が1ずつ上がっていき、6等級で19%、7等級で30%、8等級で40%の割引率なので、2年間無事故であれば21%も割引率が変わります。
他の特約を外してもここまでの割引率にはなりません。
また、同じ8等級でも事故を起こして8等級になった場合の割引率は21%と約半分になるので、事故を起こさないのが保険料を安くする上で一番大事なことだとわかります。
もしも割引率を上げたいなら等級を引き継ぐ
保険料を安くしたいなら、無事故を続けて等級を上げていくのが一番いいことを説明しました。
実は、等級は条件を満たせば引き継ぐことができます。基本的に親族から引き継ぐことになりますが、もし同居している家族に長い期間車を運転している人がいれば考えてみてもいいでしょう。
等級を引き継げることができたら、いきなり高い割引率を受けながら保険に加入できます。
親子で同じ車に乗るならお得になる保険会社もある
親子で同じ車に乗るときには、その車の年齢条件を下げなければいけませんが、「年齢制限無し」を選ぶと保険料が2倍近く上がる場合もあります。
しかし、保険会社によってはあまり保険料を上げずに子供が運転できるプランがあります。
私の知る限り3社なのですが、他に比べてかなりお得になるので、環境が変わるときは保険を見直してみるといいでしょう。
どうしても安く抑えたいなら車両保険を諦める
等級を引き継げる人もいないし、親子で同じ車に乗るわけでもない方は車両保険を諦める手があります。
事故で車に損傷があっても自己負担で修理することにはなりますが、大幅に保険料を節約できます。若者が好みそうなスポーツカーなどは、事故率が高く、保険料も高いです。
契約の途中で追加することもできるので、一度考えてみるといいかもしれません。
しかし、確実に言えるのは、安全運転を心がけるのが一番大切だということです。
無料で自動車保険を2万円安くする方法
車を初めて購入したとき、親に言われた通りの自動車保険に加入していましたが、金額が高くて支払いが大変でした。
しかし、ネットを使って自動車保険を探すと同じ補償内容で年間6万円、自分に合わせた補償内容で、なんと12万円も保険料を安くできました。さらに次の年も1万8000円安くなりました。