自動車保険は、契約次第で車を誰でも運転できる状態にすることができます。
それが「運転者限定特約」です。よく車で旅行する方で、よく友人と運転を交代するのであれば「限定なし」を付けることで年齢条件に合っていれば誰でも運転できるようになります。
しかし、運転者を限定しない分、保険料はその分上がってしまうのです。
運転する人が限られているなら運転者を限定しよう
「この車は自分と妻しか運転しない」という方は、忘れずに運転者限定特約の「記名被保険者とその配偶者」をつけておきましょう。
そうすることで保険料は安くなります。この特約は以下の4種類あります。
- 限定しない
- 記名被保険者とその家族に限定
- 記名被保険者とその配偶者に限定
- 記名被保険者本人のみに限定
下に行くにつれて保険料が安くなります。
ここで出てくる「家族」には4種類あります。
- 記名被保険者
- 記名被保険者の配偶者
- 同居の親族
- 別居の未婚の子
この特約は必ず年齢条件がセットになっていて、限定した運転者の中で一番年齢が低い人の年齢条件を選択する必要があります。
ネットの一括見積もりを利用してもセットになっているのがわかります。
注意点としては、「被保険者(主な運転者)」の配偶者・家族が補償対象になるので、選択を間違えると補償が効かなくなるということです。
「いざというときに保証対象外だった」ことがないようにしましょう。
実際にどれくらい保険料が違うか調査しました
運転者限定特約にするとどれくらい保険料が違うかは気になるところです。
保険料がそんなに変わらないなら限定なしにしたほうが運転する人のことを考えなくてよくてラクですからね。
ということで、ネット保険の見積りを使って運転者限定特約によってどれくらい金額が変わるかを確認してみました。
【調査条件】
26歳男性 ゴールド免許 14等級 年齢条件は26歳以上
まずは一番保険料が高い「限定なし」からです。
スタンダードプランだと29030円です。
次に「記名被保険者とその家族」限定です。
こちらは28160円です。1000円ほど安くなりました。
次は「記名被保険者とその配偶者」限定です。
26920円と、限定なしに比べて2000円以上安くなりました。
最後に「運転者限定なし」です。被保険者しか運転できないものです。
26350円と限定なしに比べて2700円ほど安くなりました。
今回は運転者限定特約を付けることによって、最大10%程度値段が変わりました。そこまで大きく変わるわけではありませんが、ムダな保険を付けて保険料を多く払うのはもったいないので、是非削れるものなら削りたい部分です。
当然、保険会社や契約条件によって価格が全く違いますので、確実に運転する人が決まっているのに限定なしになっている場合は、見積りを取ってみると少し安くなるかもしれません。
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