交通事故の加害者になった場合に知っておくべきこと(人身事故)

交通事故は、被害者だけでなく加害者の人生にも大きな影響を与えます。

人に傷害を加えてしまう人身事故の場合だとなおさらです。

ここでは、事故が起こり、警察・救急に連絡し終わってから行うべきことを書いていきます。

事故発生直後の対応に関してはこちらを参考にして下さい。

保険会社へ連絡

加入している任意保険会社に連絡を行います。保険金を受け取るときは60日以内に連絡を行う必要があります。

人身事故の加害者の場合は、慰謝料を含めた損害賠償を支払わなければならないことが多いので、忘れずに保険会社に報告しましょう。

また、車の損害がひどく、レッカー移動が必要な場合は、保険会社のロードサービスを使って無料で依頼できることが多いので、利用をオススメします。

保険金の請求を行う場合は「交通事故証明書」が必要になりますが、事故後数日しないと発行できない場合が多いです。

なので、保険会社には事故当日に報告を行い、後日交通事故証明書を発行して保険金の請求を行うのがよいでしょう。

保険会社によっては交通事故証明書を代行して発行してくれるところもありますので、最初の連絡時に聞いてみてください。

現場の証拠をおさえておく

加害者になってしまったからといって、こちらに100%過失があるわけではありません。

しっかりと当時の状況をメモしたり、現場の証拠写真を撮るようにしましょう。

警察の実況見分調書で納得出来ない部分には訂正を求めるなどして、しっかりと言い分を伝えるのも大切です。

目撃者を確認する

自分が悪いと思っていたけど、目撃者の証言で相手方が悪かったということもありえます。

同乗者がいない事故の場合では特に目撃者の証言が重要になるので、話をメモしてサインをしてもらうなどしましょう。連絡先を聞いて警察に届ければ、警察から目撃者への連絡が後から行きます。

死亡事故の場合は○億円の損害賠償もありえる

万が一被害者側が死亡した場合、数億円の損害賠償を支払う必要もあり得ます。

過去の判決では、5億円の損害賠償となったケースもあります。どれだけ気をつけていても、毎日のように車に乗っていると思わぬ事故に繋がることがあります。

その事故が不幸にも死亡事故だった場合、自賠責保険だけだと3000万円までしか補償されないので、残りの賠償金を事故負担する必要があります。

そうなってしまったら何のために生きているかわからなくなりますよね。そうならないためにも、任意保険には加入しておくべきだと思います。

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