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「自分に合った保険」とは?
ここでは、自動車保険の選び方の根本的なポイントを説明します。「すぐに安い保険を見つけたい!」という方は、保険会社を決めるまでのオススメ3ステップまで進んで下さい。
自動車保険が高いと悩んでいる方はもちろんですが、そうでない方でも「自分に合った自動車保険」に加入できていると確信している方はほとんどいないでしょう。
1998年の保険自由化から、各社で独自の特約が増えては減り、数年単位で保険料の支払い基準が変わってしまうので、キチンと把握するのが難しいのが原因です。
「代理店の担当に説明してもらっているから大丈夫」という人もいます。しかし、保険料の半分は代理店を管理するための費用となっています。
また、「ネットで契約できるダイレクト型(通販型)の保険は不安」という方がいますが、料金の違いは代理店を通す・通さないの違いなので、事故の補償額は全く同じです。気にする部分ではありません。
料金の仕組みを知ると「高い保険料を払えば手厚い補償が受けられる」という方程式は成り立たないとわかります。私たちは「万が一のために保険料を払う」ことを選んでいるのに、代理店型は違うところにお金を払っているのです。
多くの人がダイレクト型保険を選ぶようになっている背景には、「保険料が安く補償もしっかり受けられる」という事実が広まっているからです。
あなたは以下のいずれかに当てはまっていませんか?
- 親に言われるままに保険料を払っている
- 担当者がオススメしてくる保険にそのまま加入している
- いざというときは保険会社は被害者の味方だ
- 保険の内容が多少正確じゃなくても支払ってくれる
- 担当者の対応が丁寧だから安心
断言します。
この項目に1つでも当てはまる方は「自分に合った保険」に加入できていません。
保険会社は営利企業です。私たち車の運転者が起こす事故のリスクを統計データを使って分析し、そこから保険会社が契約車から受け取り・支払う金額を計算して保険料が算出されます。
つまり、今支払っている保険料は「利益」が出るように計算されたものなのです。
利益を出すためには支出を減らす必要があります。私たちが貯金をするために出費を抑えるのと同じです。余分な支出を減らさなければいけません。
保険会社にとって余計な支出とはなにか?契約書から外れた場合の支払いです。
契約書の内容をよく読まずに契約した結果、支払いの対象にならないケースが少なからずあります。保険料を支払ってるから安心だと思うのは間違いです。
例えば、「車を買い替えたけど、保険の契約をしたときの車種から変更していない」ときに事故を起こした場合、保険料は一切支払われません。
ここまでひどいケースはないと思いますが、契約書・免責(保険料を支払わないケースが書かれたもの)を読まずに、「担当者の対応が丁寧」とか「事故対応がいいらしい」という印象で保険会社を選ぶのは、お金を捨てているのと変わりません。
契約書の字は細かいし、読むのが面倒くさいのはわかりますが、自分や大切な家族を守るための大切な保険です。自分に合った自動車保険を見つけるためにしっかりと加入する保険内容を理解しましょう。
それができて初めて「安い」自動車保険が選べるのです。
保険会社を決めるまでのオススメ3ステップ
1.一括見積りで会社を絞り込む
まずはどこの保険会社が安いのかを絞り込みます。とても便利なのが、ネットで行う一括見積もりです。
- 車検証と保険証券が手元にあればいつでも無料でできる
- 5〜10分くらいでできる
- 1度項目を入力するだけで見積もり金額がわかる
- 約20社の保険会社が対象
- ネットでそのまま契約できる
- メールで見積もり結果が送られてくる
- 入力条件が統一されているので純粋に安い保険がわかる
などのメリットがあります。
保険会社を1つに決めているならいいのですが、20社を超えている保険会社から1つを選び出すのは時間がかかって大変なので、まずは一括見積もりで保険会社を絞り込みます。
約20社が対象ですが、実際にメールで金額が送られてくるのはあなたの望む補償条件に合った4〜6社からです。
見積りができるサイトはいくつかありますが「保険スクエアbang!」が使いやすいです。
スマホでも見やすい画面なのと、満期日の90日(3ヶ月)前から見積もりが可能なので早めにチェックできるので私は毎回使っています。
あまりにも満期日から離れてると、1〜2社しか金額がわからない場合もあるのが短所ですが、一度見積もりしておけば、30秒ほどで再見積もりができます。
私の場合、満期日の3ヶ月前に一度どれくらいの金額になるかをチェックし、対象の保険会社が増える1〜2ヶ月前くらいに再見積もりして保険会社を絞っています。
45日前までに契約すれば500円ほど割引が受けられる「早割」制度を行っている保険会社もあるので、それまでに契約更新手続きを行っておくのがお得です。
2.契約内容・約款・免責事項を読む
保険会社を絞り込んだら、どんな保険内容なのか確認します。
一括見積もり対象の保険会社なら、ネットに約款(やっかん)といって、補償内容を書いた書面が必ずあるので、公式サイトで確認しましょう。
このサイトで保険会社を選ぶポイントもまとめてあるので、参考にして下さい。
重要なのは「どういうときに保険料が支払われないか」を書いた免責事項の部分です。免責を読んで納得出来ない場合は、他の会社を探しましょう。
その保険会社にしかない特約もあるので、多少保険料が上がっても、自分が納得できる(=合っている)保険を探すのがコツです。
納得できたら、実際に契約を行います。
3.契約する
ここまで来たら、契約完了まであと少しです。
一括見積もりをしたときに届いたメールからでもいいですし、保険会社のサイトからでもいいのですが、最終的な補償内容を確認しながら契約を行います。
特約もこの段階で細かく選べるので「お、この特約いいじゃん」と思ったら付けるのもありですね。金額が多少上がっても、すでに自分に合った保険会社なので、迷うことなく契約内容を考えられます。
クレジット・振込みなどの支払い情報を入力して契約完了となります。正確に満期日を入力していれば、満期日になると自動的に保険が切り替わります。
最後に
これまでなにも考えずに保険に加入していた方は、一括見積もりをしたら驚いたのではないでしょうか。
私は車を買ったとき、親に言われるままに自動車保険に入っていましたが、生活環境が変わったのに必要のない特約がつめ込まれていて、年額16万円を超えていました。
しかし、この方法を使っていらない特約を外し、これまでと全く同じ補償内容でも6万円、さらに不要な特約を外して4万円に削減出来ました。
自分で調べて選んだ保険なので、「安いけど大丈夫?」という心配はなくなりました。
自動車保険に限らず、携帯電話の料金など、自分に合ったものにするだけで、文字通り「お得」になることはたくさんあります。
余ったお金は人生を楽しむことに使えるので、ぜひ一度料金の見直しをオススメします。
無料で自動車保険を2万円安くする方法
車を初めて購入したとき、親に言われた通りの自動車保険に加入していましたが、金額が高くて支払いが大変でした。
しかし、ネットを使って自動車保険を探すと同じ補償内容で年間6万円、自分に合わせた補償内容で、なんと12万円も保険料を安くできました。さらに次の年も1万8000円安くなりました。